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避妊外来

image1当クリニックでは、低容量ピルを用いた避妊の相談を受け付けています。(日曜祝祭日を除く通常診療日のみ)

ピルはほぼ100%に近い割合で避妊が可能となる、女性用の経口避妊薬です。
生理不順の解消、月経痛・月経過多の緩和、卵巣がんの予防にも効果があり、さらにホルモン剤の低用量化により、ピルの服用に伴う副作用もかなり軽減されています。
またピルには可逆性があり、服用を中止するとピルを飲む前の体のサイクルに戻り、3ヶ月以内に95%以上の方が再び妊娠可能になります。
日本で避妊目的メインの低用量ピルが認可されたのは1999年ですが、世界各国では1960年に認可されて以来、50年近くに渡って多くの女性に愛用されています。

ピルの「用量」について

ピルの「用量」とは、製剤中に含まれるエストロゲン(卵胞ホルモン)の量を指しています。
エストロゲンの用量が多いと副作用も多く見られるようになります。
ピル誕生時に作られたのは「高用量ピル」で、これは副作用も多く見られる製剤でしたが、この後研究が進み、避妊用に最小限まで用量が抑えられている低用量ピルが開発されました。
現在、中用量・高用量ピルは主に各種治療の為に用いられています。
治療目的の場合、薬代も保険適用になりますが、低用量ピルは自由診療扱いとなり保険は使えません。

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ピルの種類と必要な費用について

現在発売されている低用量ピルには、一相性・二相性・三相性の3種類の製剤があります。
またピル処方時の費用の概算は以下の通りです(初診・再診とも同価格です)。

  • 当クリニック窓口でお支払いいただく処方箋料等:1730円
  • 薬剤料等(薬局アポック的場店 参考価格):2520円
  • 合計:4250円(税込み)
一相性 服用期間中のエストロゲンとプロゲストゲン(黄体ホルモン剤)の量・比率は常に一定です。従来の中用量・高用量ピルと同じ用法です。
不正出血は少ないのですが、悪心・嘔吐などの副作用が出現しやすいという特徴があります。
 
■主な薬剤:マーベロン、オーソM
二相性 排卵を境にして、卵胞期と黄体期で2つのホルモン量に変化をつけた製剤です。
プロゲストゲンの量が周期後半に多めに配合されています。
一相性と三相性の中間の性質を持ちます。
 
■主な薬剤:オイレズ、エリオット
三相性 卵胞期・黄体期・排卵期のホルモン量を考慮して、配合量に三段階の変化をつけた製剤です。
副作用が少なく、体への負担が軽い事が特徴です。
当クリニックでは副作用が起こらない事を最重要と考え、こちらのタイプのピルをお勧めしています。
 
■主な薬剤:アンジュ、トリキュラー、オーソ777

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ピルの飲み方

ピルには大きく分けて二種類の飲み方があります。

  • DAY1スタート
    月経初日から服用する方法です。
    飲み始めた初日から避妊でき、他の避妊法を併用する必要はありません。
    21錠型の場合によく説明される飲み方となります。
  • SUNDAYスタート
    月経の始まった最初の日曜日(日曜日に始まった場合はその日)から服用する方法です。
    最初の飲み忘れをしにくく、週末に生理が当たる事を避けやすくなるメリットがありますが、月経初日からピル服用までに間隔があいてしまった場合、排卵が抑制されず避妊効果が期待できないため、服用開始後1週間は他の避妊法を併用しなければなりません。

服用方法は?

毎日一定時刻に1錠ずつ21日間服用します。
服用する時間は予定時間より12時間を超えて遅くならないよう注意します。
その後7日間休薬、またプラセボ(偽薬)を服用しますが、この休薬期間に月経が始まります。
休薬あるいはプラセボ服用期間終了後に、次の新しいピルの服用を開始します。
なお、月経の終了・未終了に関係なく、28日を1周期とし、新たなシートの服用を開始します。

また、生理の初日は

  • 服用する時間前に生理が始まった場合は、その日を初日とします
  • 服用する時間後に生理が始まった場合は、翌日を初日とします

飲み忘れたら?

  • 1日だけ飲み忘れた場合
    気づいたらすぐに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の分も予定通りの時間に服用します。
    1日に2錠服用することになりますが、これにより重大な副作用が起こったという報告はありません。
  • 2日以上飲み忘れた場合
    そのシートの残りの錠剤の服用をやめて、次の月経を待って新しいシートの服用を開始します。この場合、次のシート開始まで妊娠する可能性は否定できないため、ほかの方法で避妊します。

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ピルの禁忌症状について

ピルの使用禁忌について

ピルには血栓ができやすくなる性質があり、また女性ホルモンが主成分のため、これらに関する既往症のある方や高いリスクをお持ちの方は処方できません。
主な禁忌適応症状は以下の通りです。

  • 高血圧の方
  • ピルに対してアレルギーの既往がある方
  • 35歳以上で1日に15本以上タバコを吸う人
  • 血栓性疾患の既往や素因がある方
  • エストロゲン依存性腫瘍(乳がん・子宮筋腫・子宮体がん)がある方、またはその疑いがある方
  • 妊娠中・妊娠の可能性有り・出産後6週間以内・授乳中の方
  • その他、重い持病のある方

ピルの飲用を中止した方がいい場合

以下のような症状が見られた時は、直ちに服用を中止し、早めに受診してください。

  • 突然息切れが起こった
  • 激しい頭痛がする
  • 足が痛んだりむくんだりする
  • 胸が苦しい
  • 急に目が見えづらくなった
  • 体が動かせなくなった
  • 急に血圧が上がった

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ピルの副作用について

ピルは服用により疑似妊娠状態にする薬剤のため、飲み始めにつわり様の副作用が出る場合があります。しかしこれらの症状は、服用継続によりこれらの副作用は減少することが臨床試験で認められています。
初期によく見られる副作用は以下の通りです。

  • 体重増加
  • 気持ちが悪い・吐き気がする
  • 頭が痛い
  • 不正性器出血
  • 乳房が張る・痛む
  • 気分が不安定になる

また、重篤な副作用には、血栓症・脳卒中・心筋梗塞などがあります。

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