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各種検査について
PT-INR検査
PT(prothrombin time):プロトロンビン時間とは血液の凝固因子に関する指標の一つで、血液の凝固異常を判定する検査として用いられています。
患者様の静脈血を採取し、ここから取り出した血漿にカルシウムと組織・トロンボプラスチンを加えた時の凝固時間がPTとなります。
ヨーロッパや日本では、PTによるワーファリンによる抗凝固療法の効果を判定する方法が普及しているのですが、トロンボプラスチンは生物由来製剤のため、試薬メーカー・製造ロット・測定施設によって測定値が変動するという問題があります。
こうした不都合を解消するため、測定値から容易に標準化値を得られるように考案された仕組みがPT-INR:Prothrombin Time-International Normalized Ratio(プロトロンビン時間-国際標準化比)です。
当クリニックでは、このPT-INRを簡単・迅速に測定できる最新装置を平成20年12月より導入し、院内での測定に切り替わりました。
これにより、今までに比べ短時間でワーファリン内服量の調整が可能となっています。
詳しくは受付へお問い合わせください。
ワーファリンについて
ワーファリンは血栓・塞栓症の治療及び予防に用いられる薬です。
心臓弁膜症に対する人口弁を用いた手術後や、心房細動が原因となる脳塞栓症予防、心筋梗塞後等で心臓や血管に血栓ができやすい時にしばしば処方されますが、投与量が多すぎると出血、少なすぎると血栓症の危険性の増加につながります。
上記の出血と凝固のバランスは患者様ごとに異なり、また同じ患者様であっても普段の食事内容などによって異なってくるため、ワーファリン服用中の方は薬剤効果を判定するために、定期的に血液凝固能力検査をすることが必須となります。
RSウイルス感染症検査
RSウイルス感染症は、2歳までにほぼ100%の人が一度は罹患するほどポピュラーな疾患ですが、これまでは迅速検査は入院となるケースのみ保険適用とされ、外来で検査を行う場合は保険適用とならず、検査費用は全額自己負担となっていました。
しかし2011年10月17日より、0歳児に限りRSウイルス迅速検査が保険適用へ変更となりました。
これに伴い、当クリニックでもRSウイルス迅速検査の取り扱いを開始いたします。
RSウイルス感染症
秋から冬に流行するRSウイルス感染症は、咳からの飛沫感染や鼻水・痰に触った手からの経口感染でうつり、発熱・鼻水・せきなど、かぜのような症状を引き起こします。大人は鼻水や咳程度の典型的な軽いかぜ症状で終わりますが、生後6カ月未満の赤ちゃんや早産児、また、心臓や肺などの呼吸器官に持病があるお子様は重症化のリスクが高いとされています。
残念ながら、このRSウィルスには母体からの免疫の効果がなく、特に生後間もない赤ちゃんは呼吸器の発達が不十分なことから、無呼吸状態や突然死につながるおそれがあり、1歳未満の乳児の場合、RSウイルス感染症による10万人当たりの死亡率は、インフルエンザの2倍以上にのぼっています。
