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熱中症と食中毒について

東日本大震災の影響により、今夏の気温によっては、昨年と同様計画停電が電力需要のピーク時(主に午後2時~3時)前後の時間帯にに再び実施される事も予想されます。
夏に計画停電が実施された場合、エアコンが使えない事による熱中症と、冷蔵庫が使えない事による食中毒の増加が見込まれるため、今のうちにこれらへの対策を取られることをおすすめします。

熱中症について

illust3048.png熱中症は暑い環境で起こる障害の総称です。
梅雨の合間に突然気温が上昇した日や、梅雨明けの蒸し暑い日等、気温や湿度が高い風のない日に起こりやすく、また、同じ気温でも湿度が高いと熱中症の危険が高くなります。
特に高齢者や小さなお子さんは運動をしていなくても、室温が高いだけで脱水症状が進んでいることがあるため、注意が必要です。

熱中症の種類と応急処置

熱中症は以下の4つに分類され、それぞれの症状と応急処置は以下の通りとなります。

熱失神 めまい、失神、顔面蒼白 涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給すれば通常は回復します。
足を高くし、手足を末梢から中心部に向けてマッサージするのも有効です。
熱疲労 脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気
熱けいれん 足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなったけいれん 生理食塩水(0.9%)を補給すれば、通常は回復します。
熱射病 意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)

【死亡する可能性有】

体を冷やしながら病院へ一刻も早く搬送してください。
水をかけたり濡れタオルを当ててあおいだり、くび・腋の下・足の付け根など太い血管のある部分に氷やアイスパックをあてて、ただちに体温を下げます。
応答が鈍い、言動がおかしいなど少しでも異常がみられる時には重症と考えて処置してください。

普段からできる熱中症対策

へちま今夏は計画停電で冷房が使えなくなることが予想されるため、停電時でも効果がある対策をあらかじめ準備しておくことが大切です。以下に一例をあげましたのでご参照ください。

当クリニックでは今夏も引き続き医師・スタッフ一同、Tシャツの着用など、クールビズ対策を取らせていただきます。
また、例年27℃の室温設定を28℃にする予定です。予めご了承ください。

  • あみ戸とあわせてすだれやよしずなどを使って風通しをよくしておきます。
  • またへちまやゴーヤ・あさがお等を植えて、緑のカーテンを作るのも効果的です。
  • 外出時は帽子や日傘をさしましょう。
  • 通気性・吸湿性のいい素材の服装にしましょう。
  • うちわや蚊取り線香・電池式の蚊取り器など、停電しても使えるアイテムを用意しておきましょう。
  • 高齢者の方など涼しい地方のご親戚に、夏の間だけ身を寄せる事など考慮してもいいかもしれません。
  • 高齢者は皮膚感覚がにぶいため、暑さを自覚しにくくなっています。
    部屋に温度計を置き、こまめに室温チェックを行いましょう。

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食中毒について

illust1276.png食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルスが付着した食品や、有害・有毒な物質が含まれた食品を食べることによって起こる障害の事で、多くの場合、嘔吐・腹痛・下痢・発熱・血便などの急性の胃腸障害を起こします。

多くの食中毒は細菌・ウイルスが体の中に入ってから1~2日後に起こりますが、短い場合は食後30分、長い場合は1週間ほどたってから起こる場合もあります。はじめは症状が軽くても、急に具合が悪くなることもありますので、食中毒かな?と思われる症状が見られたら早めに受診してください。

食中毒予防三原則

下記の三原則は、すべての食中毒の予防の基本となるものです。

清潔 食品に細菌をつけない 食品の取り扱いは清潔にしましょう。

  • 調理前の手洗い
  • 調理器具の洗浄・消毒
  • 台所の掃除・整理整頓
迅速 細菌が増殖する時間を与えない すみやかに調理し、できるだけ早く食べましょう。
(4時間以内・できれば2時間以内を目安に)
加熱・冷却 細菌を増やさない
増えた細菌はやっつける
  • 食品の保存は10℃以下、65℃以上で。
  • 加熱する食品は十分加熱し、中までしっかり火を通しましょう。

今夏向けの食中毒対策

食中毒が発生するのは、温度や湿度が最近の増殖に適しているため、7月から9月にかけての3ヶ月間が最も多く、年間発生件数の半数以上がこの期間に集中しています。特に今夏は停電により冷蔵庫内の温度が上昇し、食べ物がいたむ可能性が例年に比べて高くなると予想されます。
このため、停電時でも食品を安全に保存する手段を今から確保しておくことが大切です。

  • 買いだめはしないようにしましょう。
  • 買い物から帰ったら、すぐに食品を冷蔵庫にしまいましょう。
  • 十分に加熱し、食べ残しを保存しないように、量を調整して調理しましょう。
  • 停電に備え、気密性の高いクーラーボックスを用意しておきましょう。
  • 通電している間に、ペットボトルや保冷剤を凍らせておき、庫内の温度が保てるようにしておきましょう。

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